最初からわかっていた・・・。
昔、映画研究会というものに入っていました。
当時はイタリア映画やフランス映画全盛で、面白い映画も多かったけど
難解な映画も多かったです。
わかってないけどわかったふりをしていました。
今は神経を使いたくないので、もっぱらアクション映画かサスペンス。
夕食が終わって束の間の休息です。
(ウイスキーかワインを手にしているとカッコいいけどお茶。せいぜいコーヒー
です。甘いものが好きなので大概何かを食べている。)
2~3か月前、「運命の女」を見ました。
悩ましいダイアン・レインとリチャード・ギア。
酷い強風の日にぶつかった女と若い男。(リチャード・ギアではありません。)
膝をけがした女と自分のアパートでの手当を申し出る男。
少しの間女は迷って,そして微笑んでいう。「いいわ」
最初からわかっていた。
振り返ると最初からわかっていた。
それから起こった恐ろしいことと現実のそうでない自分をくらべて安堵の脱力感。
宮部みゆき「火車」も一緒です。
日常に疲れや何かが溜まった時におすすめの映画です。
明日またがんばろーと思うかどうかはその時の体力次第。
気力と体力は一心同体ですから。